表参道ふらふら



本日は、
★★☆『太郎のなかの見知らぬ太郎へ』〜1/21 岡本太郎記念館(表参道)
http://www.taro-okamoto.or.jp/


岡本太郎さん、岡本敏子さん亡き今、この美術館は迷走しているのかもしれない。


HPにも会場風景の写真が載っててネタバレしちゃっていますが、
平面作品をトランプのようなカードにして、それを2階から庭にばらまき、拾い集めシャッフル。
そこから順番に壁に収まるように配置していく。
『無作為』に展示する場所が決められた。ランダム。
作品の天地左右もめちゃくちゃ。さかさまの作品もある。


教育テレビの日曜美術館でも先日チラッと紹介されていて
壁一面を覆っている映像をみて引寄せられて、
本日行ってきたが、その映像や、いざ自分が撮った写真よりも、実際の空間は"静か"だった。


なんでだろっ?沢山絵があって視界が散漫になるからかな?
一枚ごとに展示したほうが、その一枚としっかり向き合うから
そこから発するパワーを感じやすいのかもしれない。


天地や左右が逆で展示するのは、作家自身はどう感じるのだろう?
写真とか、明らかに天地左右が決まっているものを違って展示したら見るほうは気持ちが悪いけど、
岡本太郎の作品は天地が逆でも違ったパワーを出すのかもしれない。


そもそも、写真を撮っても良くて、写真を撮るときに、
すでに、作家の意図とは関係なく絵の一部分を勝手に切り取って、
勝手な作品にして見ているのだから今回の無作為展示も有りなのかもしれない。




なんだか「ふんギャぁーーーー」って聞こえてきそうな作品が多い気がする。


宇宙人が他の星を求めて旅していて、他の異星人に見つかり
戦ってみたり、捕まっちゃったり、逃げてみたり。
そんな空想をできる壁もあった。
「おいどうしたんだい坊や?」て話しかけているイケメン星人も発見!
(まてよ、ただのナルシスト星人か?)


作品の題名のキャプションもついていないので、観る側は勝手な想像を広げられる。




あぁ〜岡本太郎の絵に、文章つけて絵本でもつくってみたいものだ。