日本橋ふらふら



江成常夫写真展「生と死の時」〜1/20 IN ギャラリーパストレイズ
http://www.artphoto-site.com/guide144.html


先日、銀座ニコンサロンでも見た写真
http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2007/01_ginza-1.htm


ニコンサロンでは写真のサイズは大きく、
作家自身のポートレート写真もあり、
癌の治療の様子やそのときの気分などキャプションが書かれているので、
作家の体験したものを追体験するような感じがある。
大きい写真達からは"どどぉぉぉ〜ん"と圧倒される。


しかし日本橋のギャラリーの展示は写真のサイズが程よい大きさで、
家とかで飾りたくなる大きさだった。
あぁ〜これなら持ち帰れる写真だなぁっと感じた。


ギャラリーの全体の雰囲気も"優しい穏やかな"印象を受ける。
作家自身のポートレート写真も一枚も無く、
病気に関するキャプションも一切ないので、癌の病気を連想させない。


鑑賞する側に自由な想像をさせてくれる写真になっている。
ニコンでの圧倒的な力が無い分、地味な感じを受けるが
でも、じわっと、良さが浮き出てくる感じがする。


ギャラリーの方にお話を伺っていたら、やはりこちらでの展示は
作家が、一般の方が持って帰れるような雰囲気作りをされているとのこと。


オリジナル作品からは作家が丁寧に作り上げた分のパワーが宿っているのを感じる。


生活の中に、作品を置く。家の壁に飾る。
生活の中に取り入れたことで、自分の生活も動き出すような、そんな作品に出逢えたらいいなぁと感じた。