銀座ふらふら



昨日の福山雅治さんがライカを使用していたので、ライカつながりで今日は銀座へ。


★☆☆写真展 「木村伊兵衛のパリ」IN メゾンエルメス8階フォーラムとライカ銀座店
http://www.artphoto-site.com/guide117.html


イカにはモノクロ。
エルメスにはカラー。
木村伊兵衛の写真にカラーの写真というイメージが無かったのでちょっとびっくりした。


でも、パリの写真はさらっと撮っててさらっと観てしまった。
写真よりもエルメスの空間に興味が移ってしまう。
タイルのようなガラスに写る太陽の光とか。
一日この空間に居て光がどう移動してこの空間に注ぎこまれるのか見ていたいと思ってしまう。


エルメスでの展示の空間デザインはドイツのデザイナーが担当。
テーブルに額縁が並べられている。
なかなか面白いと思うけど、ちょっとテーブルの足の存在感が少し目障りな感じがした。


ここの展示では作品の販売はしていないそうだが、
エルメスに来るお客様なら気に入ったら購入したいと感じる人も多いのでは?と思ってしまった。


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★★★江成常夫写真展[生と死の時] 銀座ニコンサロン
http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/exhibition/2007/01_ginza-1.htm


ニコンが場所を移動してから初めて行く。
ギャラリーの空間はちょっと狭くなったように思う。


江成常夫さんが癌の手術を受け長期に治療を受けているときに撮った写真。
花とか庭とかに混じって肖像写真もある。


なんだか迫ってくるものがある。
私自身は大病にかかって手術や治療をしたことが無いので
実際に感じ取れる部分がちょっと違っているかもしれないが。
この人の存在感をひしひし感じる。


椿の花が一面に散った真っ赤な写真があったが、
枯れているのもあるし散った花々なので"死"を一瞬感じたが、
でもなんだかじっと見ていると"生"を感じ、"死"を感じなくなった。
椿なので花ごと散っているからまだ咲いているようにも感じられ、
花ひとつひとつが生命力をもっているような感じがしてきた。
朽ちているのでさえも"生"を感じられた。


今回展示している作品などが写真集が発売される。
写真集の見本が置いてあったが、
でも実際にこの展示の空間で見たほうが迫力があるし、生でこの展示を観るほうがお勧め。


江成常夫写真展[生と死の時]は日本橋のギャラリーパストレイズでもやっているとのことで
こちらも行ってみたい。
http://www.artphoto-site.com/guide144.html