六本木ヒルズ



★★☆『福山雅治 PHOTO STAGE 〜 記憶の箱庭 〜 』 〜1/14 森アーツセンターギャラリー
http://roppongihills.com/jp/events/macg_fukuyama.html


どうしてもファン向けなのかなぁ?という感じがしてしまうのが残念。
でも、やはり福山雅治さんは被写体としてかなりの魅力を持っていると思う。


まず始めのフロアには「写真家が福山雅治を撮った写真」が並ぶ。
ドキュメンタリーでも、モデルとしても、どちらでもどんな表情を見せるか引寄せられる感じがする。
写真家によっても撮り方が違うから面白い。


次のフロアは植田正治さん作品。福山さんを撮った写真もあれば他の写真もある。
砂丘のシリーズはやはり面白いなぁと思う。
シンプルなんだけど「なんとなく感じる違和感」だったり「ユーモア」だったり
隙間からこぼれてくる感じがする。


最後のフロアは福山さん自身が旅先などで撮った写真。
可もなく不可もなく、心にどっと迫ってくる作品はないが
それはテーマを決めて作品を作ろうとして撮ったものではないからだろうと思う。


まぁ今回の展示はこの植田さん作品を観れたことで満足としちゃおう。


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★★★『ビル・ヴィオラ:はつゆめ』〜1/8 森美術館(六本木)
http://www.mori.art.museum/contents/billviola/index.html


なかなか面白かった。
映像と音。各フロアにアトラクションがあるような感じ。
実際に体感して楽しめる。


人が泣いているシーンなどをスローモーションにすることで
あんなに感情が露わになり、より一層強調されるものだと知らなかった。
そのリアルさにとても驚かされた。


最後のフロアでは暗闇の中に巨大スクリーンが5つ。
低音でゴォォォぉーーーっと鳴っていたり、鈴虫の声がする。
水面を写している映像でもなんだか惑星のようにも感じるし、細胞のようにも感じた。
飛び込みを行った映像を逆戻しにしたりしているだけなんだろうけど
まるっきり違ったものを発信している。
ついつい何回も見入ってしまった。