『元永定正』 IN 練馬区立美術館

RikoS2006-09-02



★★『いろ・かたち・せん・ことばとあそぶ 元永定正の創作の世界』8/2〜9/3 練馬区立美術館(中村橋)
http://www.city.nerima.tokyo.jp/museum/tenji/motonaga.html


シンプルな色と形。そこからリズムを感じる。


第1展示室には絵本とその絵本の原画などが展示してある。


「ころころころ」
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1730


コロコロコロ コロコロコロ


いろんな色の○(マル)がころころ ころころ ころころ
列を作って転がっている。


コロコロコロ コロコロコロ コロコロコロ コロコロコロ




単純でシンプルだけど "コロコロコロコロ"


ころころころ ころころころ
絵本の原画は絵巻のように横一列につながって展示されていて
一望もできるし、"ころころ"を追いかけることができる。


絵本だと見開きだし、印刷で風合いが原画とは全然違う。
絵本は色がパッキリ、でも原画は繊細で、淡いトーン、優しい感じがする。


2階の展示室では、大きな絵がたくさん。
ころころ ころころ マルが転がっている絵が展示されているところでは、
床にボールがたくさん転がっている。


空想の世界。愉快な気分になってくる。
以前この美術館で「佐伯祐三展」を観て"がつぅ〜ん"っと気持ち揺さぶられたのとはまるっきり違う揺らされ方。


自分の中でも何かがコロコロコロ コロコロコロ 転がり始める。
いったい何が転がっていくのだろう。
絵本の爽やかな色やPOPな感じとは違って、
自分の中からころころ転がり始めた"何か"はもうちょっと汚れている感じがする。。。