石川賢治「天地水 月光浴」

RikoS2006-08-31



★『石川賢治 月光写真展「天地水 月光浴」』8/17〜9/5 大丸ミュージアム・東京(東京)
http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html
http://www2.daimaru.co.jp/daimaru/hp/pc/museum_schedule_to2.jsp?HP_NO=15616


月の光だけで撮る石川賢治の写真。




びっくりした…




たったの5分で飽きてしまったのだ。。。




会場は薄暗く、暗い背景に光で照らされた写真が浮かび上がり、"青っぽい世界"が広がる。
入り口からちょこっと行くと、会場の半分を見渡せる。
そこへ来たとたんに、もう充分見た気になって、すっかり飽きてしまったのだ。


うぅぅぅぅ〜どうしてなんだろう???
自分でも驚いて、その理由を探るためにイスに座ってぼけぇっと会場を眺める。




"青い世界"。
葛西臨海水族園の入ってすぐのサメやマグロとかがいるところみたい。
青くて海や水の中のような世界。
でも、今日の雰囲気より葛西臨海水族園のほうが断然面白い。
実際に生きているものが動いているんだから。


普段の美術館とは全く違う演出は光だけではなく、
"虫の音"や"水の音"とか癒しっぽい音も流れている。
でも、それがちょっとうるさく感じる。
明らかに砂漠の写真のところで虫の音が聞こえる。。。
写真に写っている世界はもっと静かではないのかな?


写真のプリントもいまいち。今HPで観たけど、HPの画像のほうが印象良い。


ラッセンやヒロヤマガタの絵を連想した。
私はそれらの絵が苦手。たとえ好きな青を使ってても。。。
"綺麗なだけ"という印象でそれ以上には何も感じないから。
"月光写真"からも何も感じられなかった。深さを感じられなかった。


きっとね、今の私の求めているものと違ってたんだろね。


昨日の夜から、ずっと「阿波踊り写真」の整理してて
人々の活き活き踊る表情を見て、いいなぁっと感じていたり、
先日観た『星野道夫展』の写真から溢れる温かさがとても印象深く残っていて、
そんな心境の私と合わなかったんだろう。


・・・ってマイナスな感想になってしまったが、 印象は人それぞれだと思うし、
なかなかお目にかからない演出空間なので面白いかと。
9月5日までやってます。