『パウル・クレー 創造の物語』

RikoS2006-08-19



★★★『パウル・クレー 創造の物語』〜8/20 川村記念美術館(佐倉)
http://www.dic.co.jp/museum/exhibition/klee/index.html
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/klee2006/


HPでついつい気になるパウル・クレーの絵を目にしてしまい、
「ゲルハルトリヒター展」に行かなかった事をとても後悔しているので、
遠いけど、重たい腰をあげて行って来た。


パウル・クレー展』目的で行ったから、館内に入ったときには、
"パウル・クレーパウル・クレーパウル・クレーどんなんだろ?ワクワクワクワク、パウル・クレーパウル・クレー"
っという心境だったのに、


順路1へ行くと"モネ"や"ルノアール"、"ピカソ"、"シャガール"など洋画、
次にいったら、"鏑木清方"、"尾形光琳"など日本画


「ありゃありゃ、まてまて、"パウル・クレー"は一体いつ出てくるのよ???」
進めど、出てこない。。。
ステキな作品たくさんなのは分かっているが、ここで体力つかって、
"パウル・クレー"で力尽きたら元も子もない。。。
とりあえず、常設展はささっと飛ばす。


(ロッカーが少なくて、空いてなかったから
"ロッカーに入れればいいや"っと持ってきてしまった重たいカメラや本など荷物かかえてて、肩がパンパン。
これでは体力がもたなすぎる。。。)           


2階フロアに"パウル・クレー"がたくさんだった。
うぅ〜一つ一つ面白い。(天使シリーズは無かった。)
小さい作品がたくさん。
色やシンプルな線や形の組み合わせ、色の濃淡から作られる世界。
リズミカルだったり、静かだったり。
"無題"という作品は少なく、タイトルによってその絵の世界を広げやすいし、
"いやいや、私には違ったものにも感じる"など自由に観て感じることができる。


シンプルな絵を描いているパウル・クレーだがやはりデッサンはうまい。
ピカソにしろ、みんな基礎がしっかりしててそれをドンドン崩している。
基礎は大切ってことだ。


常設展にあった"シャガール"の作品がとても印象的だった。
う〜青森県立美術館へとても行きたくなった。
「開館記念展 シャガール『アレコ』とアメリカ亡命時代」
http://www.aomori-museum.jp/ja/exhibition/1/


この川村記念美術館シャガールは150cm×200cmぐらいはあって大きくて迫力あるんだが、
青森県立美術館で現在展示しているのはさらに大きい。
舞台の背景用に作ったものだからとてつなくでかそうな絵が4枚。
その空間に吸い込まれてみたい。


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佐倉市立美術館『佐倉・房総ゆかりの作家たち −こどものための収蔵作品展 なんてったって浅井忠!』
http://www.city.sakura.lg.jp/museum/index.htm


子供が楽しめるように解説をしていたり、
4パターン、それぞれテーマを作ってクイズっぽく絵の中から
答えをさがせるような冊子が置かれていたり、
手作り感のある雰囲気が良かった。観覧料無料。


浅井忠の実際の作品は少ないのだが、
絵付けように描いたシンプルな画とか面白かった。


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■『夏子の夏』IN タンポポカフェ
http://tampopocafe.client.jp/


京成津田沼駅近く。駅前で盆踊りの舞台がセットされ
屋台も出てて、あぁ〜夏だなぁと感じる。


作家さんは大学2年生の学生さん。
店内にかかるサニーデイサービスの曲が
お店の雰囲気や夏子さんの写真とぴったり合ってて心地良かった。
(きっと作家さん世代はサニーデイサービス知らないだろう。)


店内に展示している写真はなんだか"昭和"風情を感じさせるが平成写真。
物語性を感じたり、ライブの雰囲気が伝わってきたり味がある。


写真をファイルした作品も7〜8冊ぐらい置かれていて、
高校生時代に撮った写真とか、その頃にしか撮れない写真に、
そのときの気持ちがうまく出ていて、ちょっと甘酸っぱい気持ちになる。


ここが津田沼じゃなくて、ご近所だったらふらっと行きたくなる空間だった。
駅前からあるちょっと寂れた?商店街風情も好き。