清川泰次記念ギャラリー

RikoS2006-07-20



『清川泰次が写したパリと藤田嗣治のアトリエ』 〜7/23
世田谷美術館 清川泰次記念ギャラリー(成城学園前)
http://www.kiyokawataiji-annex.jp


初めて訪れるギャラリー。
清川泰次さんの住居兼アトリエだったところが、ギャラリーになっている。
広さはあまりないが、天井が高く明るい感じがした。


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現在展示されているのは1954年に清川泰次さんがフランス滞在中に撮影した写真。


7点、藤田嗣治さんのアトリエの写真があり、
藤田嗣治さんがモデルをデッサンしている写真があった。
藤田嗣治さんのアトリエもステキな空間だった。
清川泰次さん自身が良い刺激を受けているのが分かるような写真だった。


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ステレオ写真で撮ったので、赤青めがね用に加工した画像のファイルが置かれていた。
その写真を、赤青めがねかけて観ると、3Dみたいに立体的に見える。
精巧なステレオ写真ではないので、
一つ一つは平面で、それが立体的に並んでいるような感じがして、
(おゆうぎ会の舞台のセット見たいな感じ?絵本の飛び出る絵本みたいなのとか)
そのぎこちなさに親しみを感じつつ、自分がパリに降り立ったような気分になる。


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清川泰次さんのことは全然知らなかったのだが、
置いてある図録を見ていて、とても絵を観たくなった。


芸術や美をどんどん突き詰めていったらすごくシンプルな白っぽい世界などになったみたいだが、
言葉もシンプルにまっすぐ伝わってくる言葉だったのでとても気になる。


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隣のフロアは区民ギャラリー


「あっここで個展したい!」っと思わず思ってしまった。
なかなか気軽に人が入りにくいところだが、
空間としては「一軒家の一間」的でいいなぁと感じた。