池袋と京橋→銀座

RikoS2006-06-11



池袋は本日、京橋→銀座は昨日行ってきました。
お勧めは、石田徹也 追悼展』。独特な雰囲気がある絵です。


===========


本日は、池袋に用事があったので
「ついでに観れるギャラリーあるのかなぁ?」とあまりピンときてなかったのだが、駅のすぐ近くにあった。


大正大学写真同好会SAVOY学外展 重なり』ORANGE GALLERY
http://www.e-tamaya.biz/og/index.htm


学生さんの若い感じの写真が多かった。
結構たくさんの学生さんが展示していて、
水族館をモノクロで撮った作品、食べ物が色鮮やかな作品、ニャン子作品、夕方の景色などなど
気軽に楽しんでいる感じの人と、自分の表現を追及しようとしている人、
さまざまな作品が、さまざまな展示方法で展示してあった。


どのくらいの人がこの先ずっと写真続けていくのだろう?
学生から社会人へとどんどん環境や自分自身が変化していくときだから、撮る写真も変化していくだろう。
その変化の過程も面白いのだろうなぁと感じた。


===========


『マイケル・ケンナ レトロスペクティブ』〜6/17 ツァイト・フォト・サロン(京橋)
http://www.zeit-foto.com/exhibition_j/now_holding.html


現在東京写真美術館でも展示を行っている人。
自然の静寂さや広さが正方形の写真にきっちり納まっている。
崖から見下ろすように海と空が広がっている写真が80万円と書いてあってびっくり。
自然の一瞬だからかな?
同じサイズの写真でも"写真の内容によって値段が違う"。
そう、"サイズで値段が決まるものではないのだ"っと改めて感じた。


===========


石田徹也追悼展』ギャラリーQ
http://www.mercury.sannet.ne.jp/galleryq/now_exibition.html


残念ながらこのギャラリーQでは昨日が最終日だった。
しかし下記2箇所でもまだやっているので、生でぜひ。
(図録だと色が暗めになっているそう。あと大きさが違うからやはり時間の作れる人は生で!)
ギャラリーイセヨシ(〜13火)
ガーディアンガーデン(〜15木)
http://www.recruit.co.jp/GG/exhibition/2006/gg_0606.html


まだギャラリーQの展示しか見ていないが、すごいなっとただただびっくり。
"空想"の中をさらに"空想"しているような感じがした。


「駅員さんの腕がザリガニのハサミなっていて、切符を切っている絵」
お客の顔はとても無表情で生きていない感じがする。


「部屋の別途の下に小川が流れている絵」
小川のほとりにはホームレスのダンボールの家があったり
ベットの飢えに積み重ねられたノート・本の表紙に窓がついていたり。


「両腕を抱えているが、そこが洗面台と同化している絵」
その洗面台には昆虫のでかいのがいたり。


「顔の大部分が切り取られ真っ黒になっていてその黒い空間に小さなもう一人の自分がいて、こっちを見ている絵」


こじんまりしたスペースに16点作品が展示されていて、
どれも不気味な雰囲気があるのだが、 ついついずっと観てしまいそうになった。


どれも人が書かれているが(自画像?)どれもこれも表情は暗い。
これらの絵を描き続ける画家のエネルギーっていったい…そのエネルギーに感服する。


早く、ガーディアンガーデンとギャラリーイセヨシで展示されている作品を観たい。
かなり圧倒されまくりそう、立ち尽くしてしまいそうだ。


===========


『江戸型彫 秋の七草 矢田勇と弟子たち』ポーラミュージアム アネックス
http://www.pola-ma.jp/schedule/index.html


秋の七草ってなってたけど、涼しげな柄が展示されていて心地良かった。
"和"を感じる。
弟子たちの作品が多くてその関係者が多く仲間集まり的なグループ展の雰囲気になってしまっているのは残念。
土日は仕方ないのかな?


===========


オラファー・エリアソン展』〜7/8 ギャラリー小柳(銀座)
http://www.gallerykoyanagi.com/exhibition.html


これも面白い!!
"光"と"鏡"のマジック、アミューズメント。


見る位置によっても光が増えたり見え方が違ってくるので、
自分のピンポイント箇所をあれこれ探し、見つかるとにんまり。
自分の想像以外のものをみつけてびっくりワクワクしたりした。


このギャラリーの広々とした空間も心地良い。
原美術館での展示を思い出すが、こっちは入場無料だし面白い。
このギャラリーの入口は大きな通りに面しているのではなく、裏にあるのでご注意を。


作品の値段は桁違い。
157万から1890万円。ひぇ〜。