『コニカミノルタプラザ』 3つの個性

RikoS2006-05-11



今日は夕方新宿へ
コニカミノルタプラザ』
http://konicaminolta.jp/about/plaza/schedule/index.html


ここは3つにフロアが分かれていて、3つの個性を見ることができる。


今回、私が一番興味を持ったのは真中のフロアで開催中の↓。
・栗原 滋写真展 「SO・U・ZU・KA」 ―夢の皮膜―
http://konicaminolta.jp/about/plaza/schedule/may/gallery_b.html#2


キレイな写真や癒されるような写真は多いが、
この 「SO・U・ZU・KA」の写真はキレイではない。
目をついついそらしたくなる部分もあるけれど、ついつい見てしまう。


特に外国で撮っているわけではなく、ごく身近な日常を撮っている。
誰もが目にしているけれど、あまり目をとめずに流してしまうようなところから
なんだか異様な空気や力が出ている感じがした。
「生と死」「混沌とした感じ」が出てるし、うわぁ〜っとずっと思いながら一周した。


撮ってて楽しくなるような写真ではない。
一体この人はどんあ視点をもっているんだろう?
テーマを明確に持ってから撮っているのかなぁ?と思い質問したら
おおまかなテーマが自分にあって、それが「境」「境界線」。
何もないような、何でもなかったりする所だけれど、
何かを分ける線でもあり、何かと何かが混ざりあう線でもある「境界線」


お話を伺っていて興味深かった。
もうひとつ「自分の家の中で撮った日常の写真」を見せてくださった。
こちらは日常の何気ない陽の光があふれていて穏やかな写真でなかなか素敵でした。


「写真で食っているわけではないから、写真を楽しむ!!」と
おっしゃっていて、粋な方でした。