『源氏物語 “百花撩乱”』
博品館での、朗読公演『源氏物語 “百花撩乱”』の篠井英介さんの『藤壺』を観劇。
http://www.dipps.co.jp/stage/genji/index.html
朗読劇なので、照明とちょっとした音楽のみで過度な演出はない。
あぁ〜〜〜
篠井英介さんの丁寧に語る物語が、
すんなり自分に入ってきて、情景が色鮮やかに妖艶に思い浮かぶ。
私は自由に想像できるから、朗読劇は好きなのだが、
今日のは、本当にすんなり、自然とすぅぅぅぅ〜っと 目の前に情景が広がった。
普段、舞台では女役の多い篠井さんなので、『男らしさ』も『女らしさ』も自然と出てくる。
まことに艶っぽい。
すっかり惹きこまれた。
この『藤壺』の章は瀬戸内寂聴さんの書き下ろしで、実際の紫式部の源氏物語には無い文章。
「あったとされている」と一文あるが、ほんとにあったかどうか分かっていない。
他の作家さん達も想像を巡らせこの『藤壺』の章を書かれているそうだ。
それにしても瀬戸内寂聴さんが書かれた言葉もきれいで艶っぽい。
あぁ〜日本語の持つ美しさをもっと見直して、
自分の撮る写真とかに添えられるといいのになっと感じた。