■ 『ルーブル美術館展』 IN 上野

RikoS2006-07-27



★★★『ルーヴル美術館展』〜8/20 東京藝術大学大学美術館(上野)
http://www.ntv.co.jp/louvre/top.html


3時半ごろに会場に着いたときは結構混んでいて、
「やはりルーブル強し!!」と思ったのだが、
そんな人混みのイライラを遠く彼方へ吹き飛ばしてしまうぐらいステキな作品達だった。


今回は絵画ではなく彫刻作品ばかり。
私は最近ようやく少しだけ彫刻にも興味でてきたばかりで
本来なら観に行かない可能性の方が断トツ高かったのだが、 招待券をいただいたので行ってきた。


「ほんとうに、招待券どうもありがとうございました!!感謝感謝」で、行ってすごく良かった。
時代背景とか詳しいことは分からないが、
作品がもつ温かさ穏やかさ、時間の流れ、などなどステキでこういうのに囲まれていたら、
イライラせずに穏やかでいられるんじゃないかなっと感じた。


最後の展示室は、天上が高く、上のほうに窓もあり自然光も入ってきて、
そこに彫刻が広々と展示されていた。
人が多いけれど、みんな自由に歩き回って観る事ができ、
みんなすごく楽しそうにおだやかな表情になっているのがとても印象的だった。


きっと彫刻の穏やかな表情やふくよかな体型などに影響されているんだと思う。
さまざまな角度から見ることができて、角度によってちょこっと表情を変えるのも面白かった。


閉館30分前から新しいお客さんは入館してこないため、
始めの展示室へ戻ると、さっきまでの喧騒はどこへやら?、すっかり静かな空間を少人数で占有〜〜〜。
気になった作品ともう一度ゆっくり向き合うことができて"至福な時"だった。


私は込み合うなっと思う展示のときは"朝一"か
この"閉館30分前からの時間帯"を活用できるように狙う。
セザンヌ展のときも藤田嗣治展のときも、その他いろいろ、
すごく込み合っていたのが嘘のように静かに鑑賞できる。


この30分を"余裕の時間"としてそれまでにある程度観終わるように
逆算して美術館へ行かれることをお勧めしちゃいます。
(入場制限しちゃうほど込み合う展示の時には入場制限時間も忘れずに!要注意です!!)


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★★『神谷徹展』〜7/29 SCAI THE BATHHOUSE(日暮里・根津)
http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibition/data/060630kamiya/
銭湯を改装したギャラリー


こちらも天上が高く、高い位置に窓があり自然光が入ってきて気持ちいい。


HPに載っている様なぼけぼけした絵と
ピンクやオレンジなどのグラデーションの中に、金色っぽい線で日常の一場面を描いた絵の
2種類の絵が8点ぐらい展示されていた。
どれも大きめな作品。


日常の何気ない一コマをちょっと違う感じに描いていて、
これらの作品も実際に観るべきなんだろうなと思う。
(HPの絵をクリックすると大きく表示できるがやはり実物と印象が異っている。)