『パウル・クレー展』〜2/28 大丸ミュージアム IN 東京

RikoS2006-02-27

http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html
http://www2.daimaru.co.jp/daimaru/hp/pc/museum_schedule_to2.jsp?HP_NO=14595


パウル・クレーの絵は、今まで見かけたことはあるが、
まとまって展示されているのを見たことがなかった。


「線を引くこと」「色を塗ること」の2つのテーマを軸にクレーの魅力が紹介されていた。


シンプルな線。
重ねられた色彩。


とても詩的な感じがした。
『北海絵画』という作品はピンクっぽい色彩が重ねられている、とてもシンプルな風景画だが、
水彩のぼんやり感や色の暖かさから、やわらかい空気があってついつい引き込まれた。


晩年の天使シリーズ。
http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/ArtKleeAngelWasure.htm
http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/ArtKleeTop.htm
谷川俊太郎の詩「おませな天使」も素敵だった。
谷川さんが出している本「クレーの天使」はきっと「ほっと優しい気持ち」になれるんじゃないかな。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062663694/qid=1141055923/sr=1-23/ref=sr_1_2_23/249-0560780-4253960


展示されている壁(ボード?)が緩やかに弧を描いているところがあり、やわらかい感じして良かった。
会期終了前日だったので多少人は多かったが、なんだか優しい気持ちになれた。
パウル・クレーの絵も、観ている側はただ楽しめばいいんだと感じた。


スイスのベルンに『パウル・クレー・センター』が建てられる様子がビデオ上映されていた。
ゆるやかに波打つ屋根とか建物自体も開放感あって楽しそうだ。
いつかぜひ訪れてみたい。