ギャラリー巡り「新宿3丁目→新宿御苑」
初めて訪れるギャラリーでは、扉を開けるときにどうしても勇気がいる。
ふら〜っとギャラリーの前を通りかかったときに、
開催中のチラシが目に留まり、ふら〜っと気軽に入れるような雰囲気があればいいのにな。
-■①galeriaQ http://www.galeriaq.com/
ガレリアQ企画展「scrapping and dazzling -galeriaQ watching Tokyo#1-」
初めての訪問。ドキドキ。古そうなビルの薄暗い階段を昇る。
その古めかしさがなんだか日常から離れた空間へ誘ってくれる。
例のごとく、扉を開けるときもドキドキ。
中の様子がわからないから、余計にドキドキ。
空き地や街のモノクロの写真がとても大きく壁一面を占めていた。
「おぉ〜っ」とちょっとびっくりしたのだが、
残念なことに、フロアの真ん中にテーブルと椅子が置いてあり、
人々がくつろいでいらっしゃったので、写真が見難かった。
あの大きな写真をみるには、ある程度距離が必要だから残念。
-■②photographers' gallery http://www.pg-web.net/
笹岡啓子写真展「観光 KANKO」
ここも初めての訪問。ドキドキ。またちょっと薄暗い階段を4階まで昇る。
今度は、扉がガラスなのでギャラリーの様子が見える。
まぶしい。いきなり真っ白な空間で目が驚いてしまう。
壁も床も天井も白く、ほんとに真っ白。空気さえも真っ白でモヤっとした感じがする。
その空間で、写真が埋もれてしまって観えてこない。(※もちろん、見えている。でも響いてこない。)
プリントサイズをもっと大きくした方が、その写真の持つ「しーんとした雰囲気」が
もっと引き出され、観る側に伝わるのでは?
私の目が白さばかりを捕らえすぎてしまったのだろうか。
-■③アイデムフォトギャラリー「シリウス」 http://www.photo-sirius.net/site.html
児島茂谷、脇坂祥子 写真展「旅から」 ウズベキスタン・ブータン
写っている人や物に興味を惹かれる。
花柄などの明るい色彩の洋服を着た婦人達の微笑みに惹かれる。
年を重ねることで味付けられた"深い笑み"。とても魅力的だ。
ブータンの写真もあまり観ることがないので興味深い。
色彩も日本と違うし異国を感じられる。
-■④PLACE M http://www.placem.com/
佐久間元写真展「そこへゆけ」
プレイスMで瀬戸正人さんが開いているワークショップ「夜の写真学校」の生徒さんの修了個展。
あまりよく分からなかった。モノクロで焼きがキレイだなぁ〜などと思ったけれど、
写真を一枚一枚個別に観てしまい、関連性を感じずに見終わってしまった。
ちゃんと観たようで観ていなかったのかもしれない。
プレイスMにはたくさんの写真集が販売されているのだが、
瀬戸正人さんの写真集「picnic」や水谷幹治さんの写真集「indigo」に見入ってしまい、
意識をそちらにすっかり持っていかれてしまった。
プレイスMの階段の踊り場には、他のギャラリーのDM葉書や案内が沢山置かれている。
個展を開いている人がこんなに沢山いるんだなぁと、その量の多さにびっくりする。
私のギャラリー巡りも初めて訪れるドキドキもまだまだ尽きないようだ。