第2弾『江戸東京博物館』へ。
1月22日まで常設展会場で 北斎 の 『富嶽三十六景』 が一堂に公開されている。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2006/0102b/0102b.html
あぁ〜北斎面白い。
そこに描かれた庶民の暮らしぶり、人情も伝わり
色彩や大胆な構図はとても興味深い。
『神奈川沖浪裏』の波や、『駿州江尻』の風
描かれている働いている人々や農民・旅人などから
画面にリズムを感じられる。
『山下白雨』の凛とした富士
『甲州三鳩越』の大木の周りを手をつないで測ろうとしている旅人達
『江都駿河町三井見世略図』の屋根で作業を行っている人々
ついつい見入ってしまう。
どれも観ていて楽しく、ずっと観てても見飽きず
ずっと観ていたくなる。
江戸の人々の暮らしぶりを想像したり、
旅人の旅を想像したり。
今の富士山はどこからどう見えるんだろう。
私の最寄り駅からも冬の澄みきった空気の中ではちょこっとみえる。
富士山を見つけると嬉しくなる。
富士山の魅力は江戸時代から変わっていないのだろう。
この『富嶽三十六景』は北斎が72歳ごろの作品。
北斎の画業のすごさを感じる。
常設展の別の場所に、
「北斎が80歳ごろ質素な庶民的な家で作品を描いていた」という模型がある。
そのよぼよぼな表情にはびっくりしてしまったが。
亡くなる90歳まで描き続けた北斎。
昨年の「北斎展」http://www.hokusaiten.jp/で
その画狂人ぶりを見て驚いたのだが、
まだまだ北斎の一部分しか観れていない気がする。
もっともっとじっくり観たい。
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『江戸東京博物館』
「何で、観光バスでおばちゃんがたがどっと押し寄せるのだろう?」と
疑問に感じたのだが、常設展を見て、なんだか判った気がする。
常設展で江戸東京の歴史(人々の暮らしや産業、文化)が実物資料や
模型やパネルで見れて楽しめる。
「鹿鳴館」の模型は屋根が開いて、中で舞踏会している人々たちが踊ったりする。
今回は時間がなかったのでゆっくり見れなかったのが残念だが面白かったので、
またゆっくり見てみたいなぁと思った。
参照:
葛飾北斎『富嶽三十六景』http://www.seibidou.com/fugaku.html
http://www.adachi-hanga.com/fugaku/fugaku.html
『ぐるっとパス』 http://www.museum.or.jp/grutt2005/index.html
『江戸東京博物館』http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/index.html