『ブリジストン美術館』→『出光美術館』
◆『ブリジストン美術館 常設展示-印象派と20世紀の美術』〜3月26日まで
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=57
そうそうたる面々の絵画や彫刻などが展示されている。
モネ、ルノワール、セザンヌ、マネ、ドガ、ピサロ、ピカソ、ロダン、ゴッホ、マティス、ゴーギャン、コロー、モディリアーニ、ルオー、
藤島武二、岸田劉生、藤田嗣治、黒田清輝、安田曾太郎、佐伯祐三〜などなど
素敵な作品が沢山。印象派から20世紀の美術を辿ることができる。
こんなに沢山の作品をのんびりと観ることができる。
ぜひ、ここではイス取りゲームをして欲しい。
モネやセザンヌの絵の前にポツンと置かれているイス。
このイスは「休憩用」ではなく、まさに「観賞用」。
■セザンヌ「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」
「おっ?ちょうどイスがある!のんびりセザンヌの絵が観れるっ!」っと思って、さっそく腰掛ける。
びっくり、まさにちょうどいい距離で、目線もちょうどいい具合で、絵とじっくり向き合える。
うぅ〜これはまずい。このイスから離れられなくなってしまう。
ブルーのトーンで書かれた山の風景。手前の木々から山を眺める。
山は凛としているけど、母のような優しさを感じられる。
■モネ「黄昏、ヴェネツィア」
「どうしてこの作品の前にイスが置かれているのかな?」と思ったのだが、
いざ座ってみると、ぐぐっとこの絵に引き込まれてしまった。
青空に夕焼けが広がっている。水面に写る夕日もゆらゆら。
この美術館は2、3年前に結構頻繁に訪れていて、好きな作品が沢山ある。
今回、久々に訪れて、以前なら素通りしていただろう「古代コレクション」に足が止まり見入ってしまった。
凛とした陶器に、長い歴史を感じる。気品を感じる。
陶器に描かれた絵は陰影はなく、平面的だが、人の動きを感じる。会話を感じる。
※火曜日から土曜日は夜8時まで開館しているので、仕事帰りでものんびり観れる。
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◆『出光美術館 風俗画にみる日本の暮らし』〜4月23日
http://www.idemitsu.co.jp/museum/
平安時代〜江戸時代に描かれた絵巻や屏風が展示されている。
そこにはその時代の人々が活き活きと生活している。
のんびりとした時間が流れていて、仕事に励んだり、世間話していたり、踊りに興じていたり。
なんだかとても楽しそう。日常の平和さが漂っている。
「世界地図・万国人物図屏風」は江戸時代に描かれているのだが、
しっかり世界地図になっていて、アフリカの黒人などの絵も描かれている。
私は日本史には詳しくないので、「もう江戸時代にも世界の情報が入ってきていたのかぁ」っとびっくりした。
絵が細かいため、ちょっと観にくいのが残念だった。
あとムンクの作品が展示してあり、興味深かった。
「ムンクといえば『叫び』」という印象が強すぎるのと、普段あまり見かけないので貴重。
皇居を眺められるロビーがあり、そこでホッと一息、お茶を飲める。
今日は強風の音とともに、雲がとても早く流れていた。